モンテッソーリのゴールデンビーズで数学を発見
- zion international
- 9月19日
- 読了時間: 2分
保護者の皆さまは、お子さまが算数に自信を持てるようにするにはどうしたら良いかと考えることがあるかもしれません。モンテッソーリ教育の教室で、子どもたちに最も人気のある教材の一つが ゴールデンビーズ です。見た目はシンプルですが、子どもたちにとっては数字が生き生きと感じられる特別な道具です。
ゴールデンビーズとは?
ゴールデンビーズは小さなビーズをまとめて、十進法を表した教材です。
1つのビーズ = 1
10個がつながったバー = 10
100個でできた正方形 = 100
1,000個でできた立方体 = 1,000
子どもたちはただ数字を見るだけでなく、それを 手に取り、触れることができます。これにより、算数が抽象的なものから「実感できるもの」に変わります。
ゴールデンビーズが子どもを算数好きにする理由
重たい1,000の立方体と小さな1つのビーズを持ち比べたとき、子どもは「数字はただの記号ではなく、量を表している」ということをすぐに理解します。こうした体験は:
位取り(くらいどり)の理解をしっかり築く
足し算、引き算、かけ算、わり算をわかりやすく、身近に感じられる
算数への自信と喜びを育てる
といった効果につながります。
教室でのお子さまの体験
授業では、子どもたちはゴールデンビーズを使ってさまざまな活動を行います。
数える・比べる(「1,000の立方体」と「1のビーズ」の違いを実感します)
数字を作る(例えば4321は、1,000の立方体4つ、100の正方形3つ、10のバー2つ、1のビーズ1つで表されます)
計算を体験する(ビーズを使って足し算や引き算を行い、その後に紙の上で数字に移行します)
このようにして、子どもたちは数字を目で見て、手で感じることで、算数への抵抗感が減り、楽しく取り組めるようになります。
ご家庭でできるサポート
子どもに話を聞く:お子さまがゴールデンビーズの話をしたら、「どんなことをしたの?」と聞いてみましょう。説明することで理解が深まります。
生活の中で算数を体験:コインを数える、料理で分量を量る、身の回りの物をグループ分けするなど、家庭でも「具体的な算数」を体験できます。
好奇心を応援する:小さな発見でも一緒に喜び、褒めてあげることで、算数への自信と意欲が育ちます。
おわりに
ゴールデンビーズは一見すると単純な教材に見えるかもしれませんが、子どもたちにとっては「数字の世界」を探検する大切な道具です。モンテッソーリ教育では、算数は暗記ではなく「発見」するものになります。そしてその体験は、子どもたちの将来にわたって大きな力となります。








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